茶道を習うと、手順、ものの置く位置など時と空間をより深く考えるようになります。英語では、時と場所を表す上でもっとも重要なのは「前置詞」です。日本人にはないイメージ、感覚もあり面白い発見ができます。
今回は茶道を通して前置詞「with」を学びましょう!
withは「〜と共に」と手と手を取り合うのが基本イメージです。
そこから派生し、様々な意味を持ちます。
① talking with guests
お客様とお話をする。
「〜と一緒に」はwithの代表的な意味ですね。
客と亭主は、季節やお道具のことなど様々なことを話します。
お花の名前や掛け軸の文字についてなど、遠慮せずどんどん聞いた方が
お話は盛り上がるようです♪
② writing a letter with a writing brush
毛筆で文字を書く
「…でもって」と道具を意味します。
write a letter in Englishと英語で書くと言う時にはinを使うので
気をつけましょう。
掛け軸の文字は達筆すぎて、何が書いていあるのか読むのに苦労しますが
見る人が見ると味のある素晴らしい作品(だそう)です。
書道は奥深いですね。
③ helping A with adding water
Aさんがお水を加えるのを手伝う
「〜に関して」という意味を持ちます。
日本語でよく宿題を手伝った。と言いますが、help his homeworkは誤りです。
これだと、宿題さんを手伝ってあげたと言う意味になってしまうからです。
正しくは、help him with his homeworkです。
お稽古中、お釜のお湯が減ってきてしまったら途中で継ぎ足します。
お釜は熱いので、十分注意が必要です。
鍋敷きを敷いてスタンバイ♪
④ Maccha goes with Japanese sweets
抹茶は和菓子と合います。
このwithは同調の意味を持ちます。
〜に合っている。と言う意味ですね。
優しい甘さの和菓子には抹茶がぴったりです。
この表現は、レストランなどでの注文の時にも使えます。
「私は、スパゲッティにするわ」と言いたい時は
I will go with a spaghetti. と言いましょう。
⑤ Something is wrong with me.
なんだかどこかおかしい。
いつもと違って調子が出ない、どこかおかしいと言う意味があります。
他にも機械などが作動せず、うまく動かない時に使います。
原因はわからないけれど、なんだか不調だ。動かない。と言う時に
言いましょう。
何をやってもうまくいかない。あれ?どうしたんだろう?っていう時がありますね。
そんな時は、一服。休憩しましょう♪
⑥ A cat with a chasen
茶筅を待つ猫
withには特性、付属の意味があります。
〜をもっている
茶筅はtea whisk(ティーウィスク)と言います。
茶筅に関する記事はこちら
このwithは身につけている、付属しているという意味があるので
a boy with a black hair=黒髪の少年といいます。
他にも
Do you have a pen with you?というと
今(使いたいのですが)、持っていますか?という意味になります。