茶道を習うと、手順、ものの置く位置など時と空間をより深く考えるようになります。英語では、時と場所を表す上でもっとも重要なのは「前置詞」ですが、実は似ている「空間副詞」というものもあります。
これらを習うことで日本人にはないイメージ、感覚もあり面白い発見ができますね。
今回は茶道を通して空間副詞「out」を学びましょう!
into/in と対比して、「外へ」「外に」「〜から出る」が基本イメージです。
① The stars are out.
「星が出ています。」
この場合、「〜から出てくる」という意味で使います。
② The light is out.
「明かりが消えています。」
光がいない=暗くなっているという意味です。
③ Please fill out this form.
「こちらの用紙に記入する。」
fill out / fill in どちらも記入するという意味ですが、
fill inは用紙に記入する。fill out は全て記入するという
「完了」の意味があります。
④ My shoulder went out when I fell from the ladder.
「はしごから落ちて肩を脱臼した。」
go out=〜から外れる
お道具をとるときなど脚立に乗るには注意が必要ですね。
⑤ Black out each circle.
「それぞれの円を塗りつぶしなさい。」
blackoutでは停電を意味します。white out は吹雪で何にも見えなくなることですね。
⑥ I try to figure out how to make wet ash.
「どうやって濡灰を作るか思案する。」
figure out は thinkよりも色々考えてアイデアや解決法を見出すという意味です。figureは形という意味なので、形として生み出すということですね。
濡灰(ぬればい)はお炭を組むときに欠かせないお茶には貴重なものです。火事にあったら濡灰を持って逃げろいうくらい(先生の名言)作るのに手間がかかり、技術を要します。