茶道では様々な道具を使います。名称やその使用目的も多種多様ですね。一つずつ主要な道具を見ていきましょう。
Let’s explain tools for tea ceremony in English!
今回は、炭を継ぐお点前に必要な道具です。客の前で炭を継ぐ点前を「炭点前」と言います。「炭を継(つ)ぐ」とは囲炉裏に炭をくべることですが順番や作法が決まっています。これが難しい!ではその炭手前に必要な道具を紹介しましょう♪
羽箒(はぼうき)=feather brush
(フェダーブラッシュ)
炉縁を払うために使います。Owl(オウル)=フクロウの羽などが使われます。
火箸(ひばし)=metal chopstics
(メタルチョップスティック)
炭を挟んで、炉に入れるために使う金属でできた箸です。落とさないように・・・そっと。そっと。精神修行のようですね。
炭斗(すみとり)=charcoal container(チャーコールコンテイナー)
炭を入れて運ぶ入れ物です。網かごでできていて軽く持ち運べます。
灰器(はいき)=ash container(アッシュコンテイナー)
灰を入れる器です。細かく美しい灰は炉の縁に撒かれます。でもスプーンで灰を均等に撒くのは至難の技です。
灰匙(はいさじ)=ash spoon(アッシュスプーン)
灰器から灰を取るためのスプーンです。難しいからといって、匙を投げませんように。
釻(かん)=kettle rings(ケトルリング)
お釜に取り付けて移動させます。素手では当然持てませんものね。炭の継ぐ順番は大変理にかなっていると感動します。手順をしっかりと滞りなくお点前できるとちょうどよく火が起き、お茶がとっても美味しくなります。パチパチと炭がおきる音も風情がありますよ。