梅雨の季節が本格的に始まりました。
家の中にいるときはいいけれど、
朝外にでる時に土砂降りだと嫌になります。
雨が嫌い・・という思いからか
もしくはちょっぴりセンチメンタルになるからか
雨に関する日本語表現はたくさんあります。
日本人は何かにつけて雨を唄い、
雨が降ることを何かのせいにせずにはいられないようです。
特に動物に!?
雨の降る原因はなんでしょう?
それでは紹介しましょう。
「朝鳩が鳴くと雨」
If pigeons / doves cry, it will rain.
pigeonは公園にいる鳩、doveはキジバトを意味し
幸運の象徴とされます。
「アリの引越しは雨」
If ants decide to move out, it will rain.
理由は不明。
「池の魚が水面で呼吸すると雨」
If fish comes to water surface to breath, it will rain.
低気圧になるから?
科学的根拠がありそう!?
water surface=水面
「カニが床上に上れば雨」
If river crubs go (up) ashore, it will rain.
根拠はあまりない。
crubは海のカニ。
river crubはいわゆるサワガニ。
ちなみにかに座はcancerです。
根拠はあまりない。
「でんでんむしが木に登ると雨」
If snails clime up a tree, it will rain.
ある一定の気温・湿度になると動き出すらしい。
「猫が手水を使うと雨」
If cats use water at cho-zusha, a Shinto water ablution pavilion,
it will rain.
ablution=清め
pavilion=休憩所、水飲み場
「蛇が木に登ると雨」
If snakes clime up a tree, it will rain.
これも根拠なし。
「水瓶が汗をかくと雨」
If a water jar gets sweat, it will rain.
水滴がついた水は本当にこう言います。
a sweating glass of water
「夕方子供がはしゃぐと雨」
If you see children romping around,
it will rain.
風向きが変わるから?だそう。
romping around=走り回る
「朝雨は女の腕まくり」
Morning rain is as easy as women’s rolling up their sleeves.
朝雨は優しく降ってすぐやむ。
女の腕まくりくらい大したことなく案ずるな!
という言い分だそうです。
本当にそうかしら?
梅雨の季節はいろんな理由で雨が多そうですね。
でもこう考えるとなんだか楽しくなりそうな…
引用元「雨の言葉辞典」(講談社学術文庫)
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