いろはかるたは東京・京都など地域によって
変化があるそうな。
英語で言ってみたらどうなるでしょう。
ここは東京!ってことで
江戸編いろはかるたでお送りします。
いろはかるたの「て」は一体なんでしょう?
これはちょっと難しい!?
「亭主の好きな赤烏帽子(えぼうし)」です。
まず、この烏帽子とは平安時代から近代?まで
男性が礼服の際に被った帽子です。
お内裏様や平安貴族を思い浮かべれば納得のはず。
烏帽子はformal hat for menと言えるでしょうか。
この帽子は普通は黒色が一般的。それなのに
私の亭主は「赤い」烏帽子がお好みらしい。
しょうがない、あなたが好きなら文句も言わずに従うわ。
という家父長制らしいことわざです。
でもよくよく考えると、
「赤烏帽子」って斬新かも!
ファッショナブル・ハイセンスなご亭主かもしれませんね。
夫の言うことは絶対!
と言う意味のことわざではありながら、
実は好きな人のことなら結構何でも受け入れられる
ってことなのかもしれません。
ところで
夫=husband(ハズバンド)ですね。
この語源はhouse band=つまり「家を持つ人」と言う意味です。
家を持ち、家族を養える。
そんな意味からきたのでしょう。
一方、
妻=wife(ワイフ)です。
これは古英語 wif(女)という意味です。
ちなみにパートナーと言いますね。
partner=part-ner
お互いに分かち合う・共有することからきています。
配偶者のことをbetter half(ベターハーフ)
とも言います。
これはもともと男女は1つから分かれたもので
自分に合うより良い半身=夫または妻
という考え方だそうです。
なんだか神話っぽい。
男女の仲はミステリアスなのですね。
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