■おもてなし英語化計画について

こわ〜いこわい((( ;゚Д゚))学校の怪談 in English (2):〇〇ババア

学校の怪談の中では、〇〇ババア、〇〇婆さん

といった老女の妖怪がいるという話が多くあります。

 

通学途中、下校途中、放課後の学校や

夕暮れ時の土手などで遭遇してしまうことがあるそうですね。

 

きっと

「子供は寄り道しないで早く帰りなさい」

「知らない人にはついていかない」

「暗い夜道を一人で歩かない」

 

こんな教えを身につけさせるための策?だったのかもしれません。

 

 

さて今回は〇〇ババアシリーズをお届けしましょう!

 

 

「ばばあ」は老女に対するスラングであまり聞き心地の良い言葉ではありません。

でも妖怪やお化けには〜ばばあ、〜婆さんと名付けることが多いですね。

 

英語でもスラングに hagという言葉があります。

元来魔女を表すものです。例えば Get out, hags!というと

(ばばあたち出て行け〜!)というなんともひどい言葉になります。

 

 

 

 

1. ムラサキババア

紫の着物を着ている老婆で、学校のトイレに現れるらしい。

トイレの戸をノックして「ムラサキ婆さん」というと出てくる。

 

ドアを開けられなくしたりするだけならいいのだが

中には「足を一本ください」なんていうのもいるらしい。

 

様々な説はあるが、紫色の着物ということだけは共通している。

 

 

 

英語で言ってみよう!

An old woman in purple kimono appears in a restroom 

at an elementary school. She locks doors of restroom stalls,

asks for pieces of paper. Sometimes, she asks you to give one of your legs to her.

 

 

チーン

 

 

 

2. ダッシュババア

高速道路で走行していると、後ろから何かが近づいてくる。

驚いてよく見るとなんと老婆がダッシュしているではないか。

怖くなって逃げるように走っていると、そのまま追い越して姿を消す。

 

 

ダッシュするとは英語ではsprintです。

オリンピックの短距離走はsprintと言いますね。

日本語のダッシュするのdashは突進するというニュアンスです。

 

 

英語で言ってみよう!

When you are driving on a highway, you might see something approching from behind. If you look closely, you will find it a sprinting old woman. She just passes over at a terrific speed and suddenly disappears.

 

 

 

高速道路でダッシュしているお婆さんなんて怖いんだか滑稽なのか。

兎にも角にも事故がないように、逆走しないようにしていただきたいですね。

 

 

真顔

 

 

 

 

3. 鎌ババア

マンションなどに現れる鎌を持った老婆。

インターホンが鳴り、うっかり開けてしまうと恐ろしいことに。

鎌で首をはねられてしまう。チェーンをかけたままにすると大丈夫らしい!?

 

 

鎌=sickle

A old woman holding a sickle in her hand.

An old woman with a sickleと言えるでしょう。

 

 

An old woman with a sickle, Kama-babaa, appears around apartments at night. If you hear the doorbell and open the door carelessly, you will be beheaded with her sickle.  

However, if you lock the door with a chain, you will be saved. Maybe…

 

 

 

 

4. 四時ババア

4時にトイレの4番目に現れる妖怪。

四次元の世界に連れていかれてしまうらしい。

何色が好き?と聞かれるので「肌色」と言わないと殺されてしまう。

 

 

4 o’clock old woman, Yoji-babaa, shows up around the fourth restroom stall in an elementary school. She wants to take us to the four‐dimensional world. Besides, she asks, “What color do you like?” then, you have to answer, ” I like light beige” Otherwise, you will be killed by her.

 

 

 

謎の多い妖怪ですね。

さて「肌色」というと明るいオレンジ色を思い浮かべますが、肌の色と表現するのは人種にはバリエーションがあるので好ましくないと考えられるそうです。よって英語で肌色は、bright orangeやlight beigeなどと表現するようです。

 

 

 

5. 爪切りババア

真夜中12時の滑り台の上に現れるらしい。爪を切りましょうか?と聞かれて「はい」と答えると、指まで切られてしまい、「結構です」というと腕まで切られてしまうそう。恐ろしい・・・・

 

The nail clipper!

爪切りはnail clipperと言います。

 

滑り台はslideです。

 

If you are sitting on a slide in the park, this nail clipper shows up.

She asks, “Shall I cut your nails?” If you say yes, you will lose your fingers. If you say “No, thank you”, you iwll lose your arms.

 

 

 

真夜中に滑り台なんて登るものではありませんね。

 

 

 

だいぶ怖いおばあさんが出てきましたが、

実はおばあさんばかりが怖いわけではありません。

おじいさんもなかなか怖いんです。

 

 

番外編〜〇〇ジジイ

・ 子泣き爺

子泣き爺について詳細はこちらの記事にて。

 

 

・ Uターンジジイ(U turn old guy)

追い抜いたと思ったらいきなり戻ってくるおじいさん。

 

 

・ マラソンおじさん(marathon guy)

高速道路を走っているとマラソンしながら

並走するおじさん。

 

 

でも圧倒的に女性の妖怪が多いのは不思議なことです。

特に老婆は全国で様々な話がありますね。

やっぱり、女性や子供、一見か弱そうに見えるものというのは

恐怖を覚えるのでしょうか。

 

 

〇〇婆さんに出くわさないようにするには

やっぱり、

「夜道は一人で歩かない」

「夜中に出歩かない」

「むやみに人を信用しない」

 

ということでしょうか。

私たちは妖怪からも大切なことを教わってきているのですね。

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