├温故知新の「サザエさん」

サザエさんで学ぶ「昭和」と「English」No.18:物入り

長谷川町子作・サザエさん。

日本の家族の一つの形、一つの時代を描きます。

 

原作4コマ漫画には、日本の古き良き時代、

必死に生き抜いた人々の生活が溢れています。

 

祖父母、両親が生きてきた時代をたどりつつ

未来の日本を想像したくなりました。

 

サザエさんの漫画を通じて和洋を探求します。

 

 

今回は「物入り」です。

物入りは支出なのでexpensesといいます。

 

そう、3月は卒業、入学、引っ越しや異動など

日本人にとって節目となる月ですね。

 

めでたいこともそうでないこともありますが

いずれにしても結構な出費。結婚式の連チャンもうれし涙です。

 

まずは「税金」=tax(タックス)ですね。

税金には様々な種類がありますね。

 

所得税=individual income tax

・消費税=consumer tax

・相続税=inheritence tax

・固定資産税=Property tax

 

どれもいや~!でも国民の義務です。

仕方ありません。

 

<入学・卒業>

入学=admission(アドミッション)

卒業=graduation (グラジュエーション)commencement(コメンスメント)

 

アメリカでは卒業式のことを「出発・始まり」という意味でcommencementといい、

単に卒業を意味するときはgraduationといいます。

I graduated from Keio University.のようにです。

 

 

入学・卒業祝いは英語でいうとa present to celebrate his/her admission

と表現できます。単に congratulatory gift (祝いの品)とも言えます。

for passing the entrance exam, for entering the university of Tokyoなどと付け加えましょう。

 

 

<結婚>

アメリカでは同様マザーグースを起源にsomething fourという習わしがあります。

花嫁には次のものを送るとよいといわれています。

something old=古いもの(祖母や母のネックレスなど)

something new=ハンカチや手袋は新品のものを

something borrowed=人の幸せにあやかるという意味があります。

something blue=人に見られないところにこっそり青いものを身に着けるという風習です。

 

 

日本でいうお祝儀はアメリカにはないので驚かれる習慣ですね。

money gift for weddingというのでしょう。

そして奇数であげるのが縁起がよいというのも面白いですね。

 

<転勤>

transfer(トランスファー)です。

これは他動詞なので

I will be transfered  to Singapore.

というように異動させられると表現するのがポイントです。

 

栄転の場合はpromotion transferですね。

左遷はその反対、demotion transferといいます。

 

 

<見舞い>

お見舞金はsympathy moneyといいます。

 consolatory payment(お悔みのための支払い)というと

保険会社からのというよう業務的な意味になります。

 

 

 

そして、電報(telegram)を受け取ると・・・

 

 安産との連絡が!

嬉しいですねー。

安産は

easy delivery, safe deliveryといいます。

deliveryが出産という意味があるのは面白いですよね。

コウノトリが運んでくるからでしょうか。

 

ただこれは直接的すぎるので

「無事に生まれました」というお知らせならば

baby announcementといいます。

 

これにはサザエさんたちも涙が止まりません!

 

 

 

でもこれが日本の文化なのです。

よきかな!?

 

 

 

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