├温故知新の「サザエさん」

サザエさんで学ぶ「昭和」と「English」No.2:セミ

長谷川町子作・サザエさん。日本の家族の一つの形、一つの時代を描きます。原作4コマ漫画には、日本の古き良き時代、必死に生き抜いた人々の生活が溢れています。祖父母、両親が生きてきた時代をたどりつつ未来の日本を想像したくなりました。サザエさんの漫画を通じて和洋を探求します。

今回は「蝉」です。

蝉が激しく鳴いていると「夏だな〜」と実感します。耳にすると余計暑いのに、風情を感じますね。

蝉=cicada(シケイダ)です。

ラテン語の「の語源はラテン語で、カサカサ・シャカシャカ音がするを意味するようです。Cicadas are buzzing.=はせみが鳴いているという意味です。buzzは虫が音を立てることをさし、日本人のように「み〜んみ〜ん」とは聞こえていないようですね。当然「ツクツクボウシ」も。

 

蝉というと、「閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声」と芭蕉の俳句を思い出します。The Summer in Japanという感じがしませんか?

Ah, tranquility!

Penetrating the very rock,

a cicada’s voice

引用元

tranquility =しずけさ、penetrate=貫くなどと英訳や様々です。俳句こそ英語にするのが難しそうですね。ワカメも蝉取りに夢中のようですが、私は蝉は遠くで耳にするだけで十分。ちょっと苦手な生き物です。

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