長谷川町子作・サザエさん。
日本の家族の一つの形、一つの時代を描きます。
原作4コマ漫画には、日本の古き良き時代、
必死に生き抜いた人々の生活が溢れています。
祖父母、両親が生きてきた時代をたどりつつ
未来の日本を想像したくなりました。
サザエさんの漫画を通じて和洋を探求します。
今回は「へそくり」です。
お母さんのへそくり。
などとよく言いますが、へそくりは「綜麻繰り」
と言い、麻糸を巻きつけた糸巻きのことで
それを作る作業のことを言います。
つまり夫の稼ぎだけではと妻が内職で
糸巻きを作りいざという時のために貯めていたものを
へそくり金と呼ぶそうです。
さすがお母さん。
自分のためではなく家族のためにとこっそり貯めていた
お金なのです。
英語では
nest eggsという表現があります。
巣の中の卵のように大事に守られているというイメージですね。
お母さんが貯めるとまさにぴったりな表現です。
わかりやすい言い方では
secret savingsと言えます。
どちらも貯蓄という意味です。
皆さんもおうちのどこかにnest eggsがあるでしょうか。
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