正直話そう。
結構驚かれるのだが、私は大変に少食だった
しかも食べるのが極端に遅く、みんなが遊び回っていても
一人黙々と弁当を食べ続ける超マイペース園児だった。
おかげで顔はまん丸なのに手足が細い小柄な子供だったと母は言う。
小学生1年生になり、「給食」が始まる。
人生初の給食のおかずは・・・
「シャケの切り身」
でも、↑こんなのではなくて茹でたようなふにゃふにゃの
そのほかは覚えていないが私はなぜだかしっかり食べた。
おいしかったので。
帰宅し母に話したらものすごく褒められ、
それ以来生まれ変わったようによく食べられるようになった
今では🍺も🍷も嗜めすぎるほどにまでなったというわけ。
前置きが長くて失礼、そろそろ本題に。
今期最も面白いドラマに出会う。その名は「おいしい給食」
1984年という舞台なので市原隼人を父(元教師)に重ねて見られる笑。
孤独のグルメ好きとしては絶対に無視できないドラマ。
学校給食は子供の命を救うために始まった。
これは立派な日本料理である。
給食を食べたことのある人は
みな懐かしいおかずがあるはずだ。
その給食の偉大さと歴史をいつか英語で語る日がくるかも!?
ということで
第一話はこの献立♪
「おいしい給食」より
<献立>
鯨の竜田揚げ・千切りキャベツ
春雨スープ
キャベツとベーコンの和物
コッペパン&苺ジャム
牛乳
竜田揚げ。これは竜田川に紅葉が散り落ち、
水の部分が白く見えることからそう名付けたという粋な名前。
英語ではSeasoned fried whale meatと表現しよう。
唐揚げとは異なり醤油漬けにした後に片栗粉で揚げる、
なのでseasoned=味付けされたといえばよい。
春雨スープ=glass noodles/ rice noodles soup
キャベツとベーコンの和物=bacon with boiled seasoned cabagge
コッペパン=hot dog bun
苺ジャム=strawberry jam
興味深いのは「コッペパン」これは和製英語で
クーペというフランス語の「切られた」という言葉が由来らしい。
戦後小麦が多く日本に入り米よりも作りやすかったそう。
鯨肉というと敏感になる外国人は多いが、これは当時貴重なタンパク源だった。
開国を求めたペリーの日本接近も船のエネルギーとして鯨油が欲しかったというのだから責められないはず!?
ま、私の時代はもちろん鯨ではなく鶏肉の竜田揚げ。
2個きっかり配られて、隣席の子の2個とサイズを比べるくらい好きだった。
こっそり交換しようとして、バッチリ見られていた・・というのはここだけの話。