茶道を習うと、手順、ものの置く位置など
時と空間をより深く考えるようになります。
英語では、時と場所を表す上で
もっとも重要なのは「前置詞」ですが、
実は似ている「空間副詞」というものもあります。
これらを習うことで
日本人にはないイメージ、感覚もあり
面白い発見ができますね。
今回は茶道を通して空間副詞「down」を学びましょう!
upと対義の意味ですね。「下方への移動」が基本イメージです。
①climb down from the tree
「木から降りる」
下方への移動の基本的な使い方です。
木から落ちる場合は、drop down, fall downと言います。
fall downは「転ぶ」とも意味もあります。
ちなみに「猿も木から落ちる」ということわざには
Even Homer sometimes nods.
③ I’m down.
「落ち込んでいる」
お茶碗を割ってしまうと、落ち込むどころではありません。
抹茶をこぼしても一大事。
点前がしっかりできなかったりして落ち込みますが、
でも前向きに♪ Tomorrow is another day. です。
④ hand down for over hundreds of years
「何百年以上も引き継がれている」
Tea ceremony has been handed down over hundreds years.
茶道は何百年以上世代を超えて引き継がれています。
日本の伝統芸能は世界にも注目され、新旧さまざまな方法で
愛されています。
⑤ sit down
「座る」
sitは座る、着席するという自動詞です。
seatは「座らせる」という他動詞です。
Please sit down. より Please be seated. の方が
婉曲的で丁寧になります。
茶道では「立礼」(りゅうれい)といって椅子に座って行うお点前もあります。
正座の苦手な方でも気楽に楽しめるのでおすすめです。
—–