ジブリ映画は心のふるさと言っても過言ではありません。
となりのトトロ、魔女の宅急便、風の谷のナウシカなどなど
当時台詞を暗記してしまうのですから。
幼い頃に見た記憶から
大人になってまた見ると感じ方もまた異なり
新たなことを学ぶものです。
自分の成長を確認するように何回も見てしまうのがジブリ映画
ではないでしょうか。
さて、このジブリの名物の一つに美味しい食べ物があります。
どれもこれも素朴なのに美味しそう。
心を満たす素敵な料理ばかりです。
今回は特に私が好きなジブリソールフードを英語で紹介しましょう。
お気付きですか?実はジブリ映画は英語学習にも最適です。
なぜなら日本語の台詞を覚えているから♪
英語もすっと意味が入ってきやすいのです。
今回は魔女の宅急便からの1シーンです。
魔女の宅急便を英語でいうと?
Kiki’s Delivery Serviceですね。
キキが新しい街に来て初めて人の優しさに触れます。
パン屋のおそのさんです。
パン屋のお客さんの忘れ物を届けたお礼にと・・・
このシーンはお気に入りの一つです。
Osono:
Sit down and relax.
Would you like some hot chocolate?
Kiki:
Okay.
Osono:
There you go.
Kiki:
Thank you very much, ma’am.
Osono:
And, this is for you, little guy.
So tell me if I’m right.
I’m guessing you are a witch in training.
Kiki:
I really love it here.
But people don’t seem to like witches in this town.
Osono:
Depends on the people
Now, take me, for instance.
I just met you and I know I like you.
Jiji: Meows!
There you go.=はいどうぞ
guessing=推測している
witch=魔女
for instance=例えば
さあそれではおなじみの日本語オリジナルバージョンと
比べましょう。
おソノさん:
座って… コーヒーがいい?ハイ
キキ:
…ありがとう
おソノさん:
キミはこれ
フーン 自分の町を見つけるってわけか
キキ:
ここの方は魔女が好きじゃないみたい
おソノさん:
大きな町だから いろんな人がいるさ
でも 私はあんたが気に入ったよ
ジジ:ヒッ…!
思った以上に大きく異なります。
おや?と思いませんか?
英語バージョンでは…
・おソノさんが勧めたのはコーヒーではなく
ココアだったという事実。
・おソノさんは自分の理解を整理して確認する。
日本語バージョンでは…
・キキが訪れた街が大都会であることに言及し
仕方なさを強調する。
・ジジをきみ、キキのことをあんた
ということで親しみを込めている。
ここからは私個人の解釈ですが、
まずなぜココアに変えたのかというポイントです。
昔小学生の頃アメリカに行く飛行機の中でコーヒーを頼んだら
「本当にあなたが飲むの?ダメよあげられないわ」
という感じで断られたことがあります。
キキはまだ13歳。もしかしたら子供にカフェインの強いコーヒーを
飲ませるというのは米国では受け入れられないのかもしれません。
また英語版では、
おソノさんがキキの話を聞いて、自分なりに理解しそれを
キキに確認しようとしていること、
人によって受け入れ方は様々だけれど、私は気に入っている
と強く主張しているところは、おソノさんの意見をしっかり述べる
性格をより強調しているような感じがします。
さらに英語では全てYouになりますが
英語ではあんた、あなた、お前、きみと変化をつけられるのも
面白いポイントですね。
コーヒーがいいか、ココアがいいか。
あなたがキキならどちらをいただきますか?
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日本語を学びたい方のため英語版ブログも始めました
Welcome to Japan ! Asuka’s Japanese lesson
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