茶道を習うと、手順、ものの置く位置など時と空間をより深く考えるようになります。英語では、時と場所を表す上でもっとも重要なのは「前置詞」です。日本人にはないイメージ、感覚もあり面白い発見ができます。
今回は茶道を通して前置詞「by」を学びましょう!
前置詞 by の基本イメージは「そばに近接している」です。
物理的にすぐそばを意味するので、駅ちか徒歩10分!などの場合はbyを使いません。
その場合はnearを使いましょう。
1. There is a tea house by a cherry tree.
桜の木のそばに庵がある。
そば、すぐ隣にある。という意味ですね。
桜の木が隣にある庵なんて風情があります。
2. A strong tea made by my master
師匠によって練られた濃茶
受動態「〜された」の行為者はbyで表します。
「〜によって」と訳しますね。
strong tea=濃茶
weak tea=薄茶といいます。
お濃茶は未だに飲むのが苦手です。
美味しいですが、口周りを気にします。
では次の表現も確認しましょう。
a novel written by the author
a poem written in English
a letter written with a pen
行為者=by その著者によって
言語=in 英語で
道具=with ペンで
このように前置詞を変えると用法が変わります。
注意しましょう!
3. I must go home by 8.
8時までに帰宅しなければなりません。
締め切り「〜までにする」を表すのもbyです。
〜までに・・・する。
submit(提出する)
finish(終える)
go home(帰る)
などの動詞とともに用いられることが多いです。
よく、untilと混同してしまいますがこちらは
「〜までずっとする」なので注意しましょう。
I will stay here until 7.
(七時までここにいる)となります。
4. I go to Ueno by train.
私は電車で上野に行きます。
交通手段「〜で」もbyを用います。
by train
by taxi
by car
などですね。お気付きですか?そう、交通手段になると冠詞a, theはつけません。
もし自分の車で行く。という場合は I went there in my car.とinを使います。
江戸千家のお家元事務所は上野近辺にあります。
初釜や免状式などで訪れる機会があります。
5. Divide 20 by 5=4 / Multiply 3 by 7=21.
20÷5=4、3×7=21。
divide(ディバイド)=分割する、割る
multiply(マルティプライ)=かける
割ったりかけたり・・・計算はとても苦手です
ちなみに割り切れる偶数=even numberといい、
割り切れない奇数は=odd numberです。
even=等しい
odd=変な、半端な、奇数の
人生はすっぱり分割することばかりではありません。
割り切れるないことの方が多い!?
そんな時はやっぱりお茶を一服いただきましょう。
ふう〜