その紙袋を下げて帰って来れば、「お!お客様がくるんだ!」「あ!お歳暮かな?カルピスかな?」などとちょっぴり高級なものが食べられる可能性があるので楽しみにしていたものです。
そのデパートは「スズラン百貨店」
1952年6月に創業された群馬県の老舗百貨店です。前橋市で創業されて以来、お中元、お歳暮、お祝い事などのあらゆる行事での群馬県民のお買い物に重宝されています。群馬県の高島屋、伊勢丹とも言い切れるデパート。スズランの魅力を英語でご紹介しましょう。
1:Access 〒371-8556 群馬県前橋市千代田町2-12-3
前橋駅北口から徒歩10分歩くと、前橋商店街に行き着きます。夏は七夕、秋は前橋まつり、冬はだるま市で多くの人で賑わいます。シャッター街などと揶揄される一方で、飲食店など様々なお店が増え各種イベントなども行われている前橋市民の憩いの場所です。
2、スズランデパートは英語で?
百貨店=デパート・・・ではありません。これは和製英語。正しくはdepartment store(デパートメントストア)です。語源はde-part=パーツに別れる=部門=売り場です。会社での営業部、人事部の部門や大学の〇〇学部もdepartmentを用います。
ちなみにこのデパートの名前「スズラン」はそのマークからもわかるように花のスズランです。
スズラン=lily of the vally(リリーオブバリー)谷間の百合と言われています。旧約聖書から由来した名称だそうです。
ちなみに花言葉はこちらです。
return of happiness=幸せの再来
sweetness=優しさ
humility=謙虚さ
purity=純粋さ
3. お店の数々と催し物
デパ地下では銀座三越と見紛うような様々な東京の銘菓が並びます。パンは焼きたて、ジュースはしぼりたて!試食もたくさん!もちろんご当地お菓子も健在です。ガトーフェスタハラダは全国的に有名になりましたね。「春の全国うまいもの会」というような素敵なイベントも随時開催されています。
デパ地下っていい言葉ですね。これを聞くだけでテンションが上がります。でも英語で言うと長い。Food section in a department store basementと説明できます。
その他ファッション、コスメもご覧あれ。中でもシューズ館のブーツコーナーはおすすめです。
4. 個人的おすすめカフェ「語洲燈」ゴストー
(わざわざ都内から行く価値あり)本館3階
空いてて嬉しいスズランのレストラン。デパートのレストランというと開店から激混み!ということもよくありますが、スズランは大丈夫!特に平日はかなりおすすめです。このカフェは最高。コーヒーは自家焙煎、それに合うのがシフォンケーキやあんみつです。ナポリタンも味がしっかりしてうまい。
ケーキセット=a cake and drink set
ナポリタン=Ketchup-based spaghetti(これは日本独自のパスタなのでケチャップベースのスパゲッティというしかありません。)
あんみつは、jelly with fruits, sweet read bean and sweet syrup.=フルーツ、あずきと寒天、それに甘いシロップがけ。と説明するのかな。
でも最もおすすめなのがホットサンド(hot sandwitches)クロワッサンを半分に切って焼いたものにツナ、魚肉ソーセージ、玉ねぎスライス、きゅうりがマヨ和えで詰まっています。サクサクで程よい塩気が最高!ペロリと食べられる絶品です。
スズランのカフェでひとやすみ。それから商店街をぶらつくのも悪くはありません。瀬戸物屋や、呉服店、おもちゃ屋、おしゃれなイタリアン、スパニッシュレストラン。新たな発見がありますよ。