妖怪は日本の民間信仰から生まれた存在。
怪奇な現象を起こして人間を怖がらせます。
でもどこかチャーミングで
むしろ人間より人間らしいところも。
水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」は
日本へ、社会へ、世界へとメッセージがいっぱいです。
日本独自の妖怪について学びつつ
英語も勉強しちゃいましょう♪
今回は「がしゃどくろ」です。
がしゃどくろは「 餓者どくろ」と書きます。
不慮の事故などで亡くなった人の怨念が集まってできたとか。
大きなドクロはガタガタと音を出して
人間を見つけると襲い掛かるという恐ろしい妖怪です。
がしゃどくろは英語ではstarving skeleton
(飢えた骸骨)、もしくはgiant skeletonと言います。
骸骨全体をskeletonと言います。
スケルトンというとなぜか透明という意味を指すと
勘違いしている人が多いですね。
透明はtransparentです。
頭蓋骨はskull(スカル)と言います。
世界で見ても骸骨やドクロは「死」を連想するもので
海賊旗や危険なところを示す旗としてもよく見かけます。
海賊でおなじみのあのデザインは英語では
Jolly Roger(ジョリーロジャー)と言います。
Rogerというのは「彷徨うゴロツキ」を意味しているそうですね。
骸骨は人間の関心を引くのはなぜでしょう?
それは私たちが燃やされても残る形だから?
もっともシンプルな最終形態だから?
なぜかユーモアすら感じるこわ〜い骸骨。
生への執着から来るのか死に対する恐怖心からなのか
妖怪の中でも不思議な存在だと思います。
ほ〜ねほねロックン。ほ〜ねほねロックン♪
なぜかこんなメロディーが頭を駆け巡ります
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