童謡・唱歌。
幼い頃よく歌い、歌ってもらいました。
歌詞は忘れてしまってもメロディーが懐かしい。
でもなんとなく口ずさめてしまう。
童謡は日本人の心に染み込んだ歌の一つです。
懐かしい思いを抱きつつ、
新しい何かを得られたら素敵ですね。
さあ童話・唱歌から英語表現を学んでみましょう。
3月といえば桃の節句・ひな祭りです。
We have five annual ceremonies, right?
Girl’s festival is one of them.
ひなまつり= Doll’s Day, Girls’ Dayと呼ばれます。
This festival is held on March 3, when families who have girls display hina dolls and wish for girls’ health and happiness.
それではあの有名な歌を英語にしてみましょう!
「うれしいひなまつり」”Happy girl’s festival”
1936年発表
作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽
< 1 >
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり
英訳:
Let’s light the paper lanterns, bonbori.
(Let’s turn on the light switch of paper lanterns.)
Let’s offer/display beautiful peach flowers.
Enjoy an ensemble by five musicians, who play the flute and the drum.
What a wonderful day! Today is doll’s festival.
paper lantern=ぼんぼり、灯篭
light=〜に火をつける
turn on the light=電気をつける
(実際に火をつける場合、電気のスイッチを入れる場合と分けました)
offer=giveよりも相手のことを思いやって与えるというニュアンスになります。お墓にお供えするときにはofferと言います。
< 2 >
お内裏様とおひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔
英訳:
Look at the emperor and the empress.
They sit seriously but peacefully.
One of the three court ladies looks like my sister-in-law.
She is fair-skinned, looks beautiful.
emperor=男雛、天皇
empress=女雛、皇后
three court ladies=三人官女
courtは宮廷を意味します。
色白はwhite faceというとpale faceと同じく
蒼白で顔色が悪いという意味になってしまうので
色白で美しい時にはfair skinといいましょう。
< 3 >
金のびょうぶに うつる灯を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒めされたか
あかいお顔の 右大臣
英訳:
A candle light reflects on the gold folding screen.
Spring wind is flickering the flame.
The minister of the right, your face is red!
Did you have white sake (a lot) ?
reflect on=反射する
folding screen=折りたためる衝立=屏風
flicker=ゆれる
flame=炎
fireは大きな火の塊になってしまいます。
the minister of the right=右大臣
< 4 >
着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り
英訳:
I will change into kimono and tie a obi.
We should dress up together.
What a lovely day ! Spring has come !
Let’s celebrate Doll’s festival!
change into ~=~に着替える
tie=しめる、結ぶ
実家では毎年父がお雛様を飾ってくれています。
今年も飾ってくれるのかな。
これは去年?一昨年?だったでしょうか。