茶道を習うと、手順、ものの置く位置など
時と空間をより深く考えるようになります。
英語では、時と場所を表す上で
もっとも重要なのは「前置詞」です。
日本人にはないイメージ、感覚もあり
面白い発見ができます。
今回は茶道を通して前置詞「of」を学びましょう!
of の基本イメージは、本体とその一部です。
日本語では A of Bで「Bの一部A」と一般的には訳すことができます。
of には様々な用法があり、難しい前置詞の一つです。
① the top of Mt.Akagi
赤城山の頂上
最も一般的な使用法です。
群馬県にある赤城山は裾野が長いことで知られています。
百名山の一つでありながら登りやすい山ですよ。
② I like the atmosphere of tea ceremony.
私は茶道の雰囲気が好きです。
A of B=BのもつAという出所を意識した表現です。
atomosphere(アトモスフェア)=雰囲気
和敬清寂な空気はいいものです。
(時々、眠くなりますが・・・)
③ A man robbed me of chasen.
男が私から茶筅を奪った。(!?)
「〜から離れて」という意味になり、
私から〜を奪ったという表現にも使われます。
rob(ラブ)以外にdeprive(ディプライブ)も使えます。
④It is so kind of you!
あなたはなんて親切なんでしょう!
ofには「〜から出る」という意味から
感情の元という意味で用いられます。
It’s so kind of you!の kind(親切である)という評価を与えられる対象が
youであるという意味です。
It is stupid of you to say such a thing.(そんなことを言うなんてあなたは愚か者だ。)
It is generous of him to do so.(それをするなんで彼は寛大だ)
このit isの後ろの形容詞には「人の性格や性質」を表す表現がきます。
It is important for me to learn English.の場合はforを用いるので
区別しましょう。
⑤I like spring the best of all seasons.
全ての季節の中で春が一番好きです。
短い期間でも桜が咲き乱れ、新緑が輝く春は暖かくなってきて
元気が出る季節です。お花見茶会なんていうのもいいですね♪
範囲を表すのにもofを使います。
of all(全て)
of the five(五人のうちで)のようにです。
ちなみにfamily, classのような集合名詞の場合はinを使います。
He is the tallest in the class.のようにです。
暖かくなるのは嬉しいですが、
花粉症で味覚音痴になるのが悲しい季節です。