ジブリ映画は心のふるさと言っても過言ではありません。
となりのトトロ、魔女の宅急便、風の谷のナウシカなどなど
当時台詞を暗記してしまうほどそれこそ穴が開くほど
何回も見たという人もいるでしょう。
幼い頃に見た記憶から
大人になってまた見ると感じ方もまた異なり
新たなことを学ぶものです。
自分の成長を確認するように時々見てしまうのが
ジブリ映画ではないでしょうか。
さて、このジブリの名物の一つに美味しい食べ物があります。
どれもこれも素朴なのに美味しそう。
心を満たす素敵な料理ばかりです。
今回は特に私が好きなジブリソールフードを英語で紹介しましょう。
お気付きですか?実はジブリ映画は英語学習にも最適です。
なぜなら日本語の台詞を覚えているから♪
英語もすっと意味が入ってきやすいのです。
今回は天空の城ラピュタより。
パズーの家に勝手に入り込んで、勝手に食事をしている
ドーラ一家です。これぞまさに海賊!!
まずは特大ロブスターを手で半分にバリっと折り、
殻ごともぐもぐ。
robster=ロブスター、伊勢海老
prawn=車海老、ブラックタイガーサイズのエビ
shurimp=小海老、甘海老くらいの小さい海老。
やっぱりロブスター級がお似合いです。
でっかいハムも口で引きちぎりもぐもぐ。
とんでもない食べ方ですが、なんだか一口いただきたくなります。
最後は息子たちもびっくり。ワインはそのままグビグビ。
これぞ肝っ玉母さん!?頭領?ですね。
「ドーラの勇ましい台詞シリーズ」
Captain Dola(海賊の頭領ドーラ。)
注:英語で役職名は無冠詞です。なのでtheはつけません。
その①
「偉そうな口をきくんじゃないよ。娘っこ一人守れない小僧っ子が」
You don’t scare me.
You can’t even protect one small girl.
全く怖くなんかないね。と表現するのですね。
何言ってるんだい!というニュアンスです。
その②
「ぺっ! でいじけてノコノコ帰ってきたわけかい。それでもお前男かい?えぇ?」
So you believed her and came back here right?
(You are just) a scared little boy who runs away!
それじゃあ逃げ帰った怖がりの少年だよ!
男らしくない。というのではなく
「お前はただの小坊主だ」と直接的な表現です。痛烈ですね〜。
その③
「だてに女を50年やってるんじゃないよ。泣かせるじゃないか、男を助けるためのつれないしぐさ。あたしの若い頃にそっくりだよ」
You can’t be a senstive woman like me without learning a few things.
Sheeta and I are exactly alike.
Warm, mushy and sensitive.
色々と学ぶことなしには感受性豊かな女性にはなれない。
mushyというのはドロドロ、安っぽい意味で使うのですが
ここでは「泣かせるほどに心ある人」のような意味合いで
使っています。
男を助ける・・・という下りはなく
「お前たちは私たちみたいになれないね」と男性側(息子やパズー)に対して
女性の立場で意見を述べるのも、英語らしい気がします。
その④
「お前達も嫁にするなら、ああいう娘にしな。」
Now, when you boys get married,
you go find a girl like her.
はぁ…ママのようになるのぉ?あの子ぉ?
Is he gonna end up like Momma?
(Good question.)
ここも興味深いのですが、日本語台詞にはGood question!
(いい質問!)という台詞はありません。
英語らしいジョーク、リズムのある兼ね合いを表現していますね。
豪快なドーラは、もちろんキャラは全く違いますが
どこか亡祖母を思い出させてくれます。
芯のある女性像。だからこそ好きなのかなあ。
ちょっと憧れる自分もいるのでした。
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