「流行語大賞」
この言葉を聞くと、今年も終わりだな〜としみじみ思う人も多いでしょう。
今年はきっとあれだ、これだと話題にもなります。
気になるのは言葉を持つ人間の性ではないでしょうか。
昨年の流行語大賞は「ワンチーム」(日本語じゃないけど)
流行語大賞HPより
ラグビーに興奮冷めやらぬ年でした。
英語圏にも流行語は当然あります。
Macmillan Dictonaryで紹介している流行語をのぞいてみましょう。
流行語は英語でBazzwordと言います。
つまりはバズった言葉ということです。
こちらをご覧ください。
2019年に流行した言葉だそうです。
どれもなかなか耳にしないものですね。
面白そう。
今回はこの中のトップ youth-speak、若者言葉をみていきましょう。
前半戦です。どうぞ♪
encourage O to do=0が〜するのを促す
make the leap from=〜から飛躍する
intensifier=強意語(very, reallyなど)
quantifier=数量詞
adverb=副詞
本来はbare(ベア)=剥き出しの、裸の、という意味です。
The top of the mountain is bare.
そのやまの頂上は木がむき出しになっている。
が本来の使い方です。
でも若者は…
Your mate is bare annoying.(あなたの友達、ムカつくわね。)
Bare people there last night.(昨晩、たくさんの人がそこにいた)
つまりvery, a lot ofの意味で使います。
basic=基本的な、初歩的なという意味ですが
若者は…
describe=描写する
simplicity=素朴さ
boring=つまらない
Your clothing choice is basic.と言ったら
あなたの服のチョイス、平凡でつまらないね。という意味なのです。
shipはrelationshipのシップです。これは言語学者でいう「クリッピング」した状態です。例えばbicycleをbikeとするような表現です。
shipは「想像して勝手に関係性を疑う、面白がる」という意味で使っているようです。例えば、ハリーポッターの中でハリーとハーマイオニーの関係を友人以上だと想像して楽しむということです。昔のドラマで言えばあのXファイルのモルダーとスカリーの男女関係を疑うようなものなのです。
literature=文学
abberviation=省略
litとはlightー火を付けるの過去形であり、literatureの省略形でもあります。ここから生まれた言葉は、日本語でいう「ヤバイ」と同じです。楽しい〜やばい!これをlitと言います。1910年代には「酔っ払い」を意味するスラングだったそうです。この幸せ、酔っ払いを合わせた結果、「幸せ・楽しい」を意味するようになったそうですね。
low-keyは全世代の人々が使える言葉です。簡単に言えば「控えめな、謙虚な」ということ。low-key weddingと言えば「控えめな結婚式」という意味になります。
I’ve low-key forgotten to do my homework.というと、宿題をし忘れてしまったのだけどどうぞ誰にも言わないで。という意味になります。
ティーンが使う言葉はわからない!面白い!というものが多いですね。
アメリカも同じようです。言語は生き物。言葉を知ればその時代の色が見えてきます。面白いですね!