■おもてなし英語計画実行委員会について

SDGsという考え方:英語で言えるかな?Part 1

SDGsを英語で考えよう!Part1

SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をよく聞きます。「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という意味です。サステイナブル(形容詞)・サステイナビリティー(名詞)について世界中で議論されてきましたが、SDGsというのはどんなものなのでしょうか。

 

2030年までに達成するべき17の目標(1〜6)

SDGsは2015年に決められた世界共通で目指すべきゴール・目標です。大きく17に分けられていて、その目標を達成するためには169個の具体的な方法・対策があります。それでは1〜6まで見ていきましょう。

引用元

 

考えるべき深刻で大きな問題ですね。これらを英語で何というでしょう。

GOAL 1: NO POVERTY

Poverty(ポヴァティ)poorの名詞形で「貧困」の意味です。

“Economic growth must be inclusive to provide sustainable jobs and promote equality.”

経済成長はinclusiveであるべきとありますがinclusiveは難しい単語ですね。意味は「包括的」「すべてを含む」です。これでも難しい。対義語はexclusive「独占的・閉鎖的」なので「経済成長は全ての人に開かれるべきもの」という理解しましょう。

No Poverty=貧困をなくそう
経済成長は持続可能な仕事を与え、平等を促進するために万人に開かれるものであるべきだ。

GOAL 2: ZERO HUNGER

Hungerhungryの名詞形です。hungerは食べ物を強く欲する、ものを渇望するという意味で、「飢餓」「飢え」も含みます。

向上心のことを「ハングリー精神」と言いますが英語でもhungry spiritと言いますね。

“The food and agriculture sector offers key solutions for development, and is central for hunger and poverty eradication.”

agriculture(アグリカルチャー)は農業です。eradicationは難しいですね。エラディケーションは根こそぎ撲滅するという意味です。

Zero Hunger=飢餓をゼロに
食物・農業分野は発展、飢餓貧困撲滅の鍵となります。

GOAL 3: GOOD HEALTH AND WELL-BEING

Good health=良好な健康状態、Well-beingは名詞です。これは幸せで健康な状態を意味します。健康状態以外(経済的な面など)も含めた幸せです。

healthでも「健康・健全」の意味はありますが、栄養が行き渡り良好な状態の意味合いを高めるためgood healthと表現しています。

“Ensuring healthy lives and promoting the well-being for all at all ages is essential to sustainable development.”

ensure=確保する、保証する
insureという似ている単語もありますが、こちらは保険によって保証するという意味があります。

Good health and well-being=全ての人に健康と福祉を
全ての世代において、健康で幸せな生活を確保することが持続可能な発展には不可欠です。

 

GOAL 4: QUALITY EDUCATION

Quality=質、education=教育です。

質と対義で出てくることばは量ですね。量はquantity(クオンティティ)と言います。

“Obtaining a quality education is the foundation to improving people’s lives and sustainable development.”

obtain=手に入れる
手に入れるは様々な単語があります。earn=お金を稼ぐ、gain=必要なものを手に入れるなどなどです。obtainは努力して手に入れるというニュアンスです。

foundation=基礎
improve=改善する

Quality Education=質の高い教育をみんなに
良質は教育を受けられることは生活改善とと持続可能な発達の基礎となります。

GOAL 5: GENDER EQUALITY

Genderは性別を意味する単語です。性別にはsexということばがありますね。genderが精神的な性別であるに対し、sexは生物学的な性別です。

equality(イークオリティー)=平等

“Gender equality is not only a fundamental human right, but a necessary foundation for a peaceful, prosperous and sustainable world.”

fundermental=基礎的な
human right=人権
not only A but also B=AだけでなくBもまた
prosperous(プロスペラス)=繁栄的な

gender equality=ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等は基本的人権であり、また平和で繁栄的な持続可能社会の基礎となる。

 

GOAL 6: CLEAN WATER AND SANITATION

sanitation(サニテーション)=公衆衛生で形容詞はsanitaryです。インフラなどが衛生的だという場合に用います。

似たような言葉にhygiene(ハイジーン)がありますがこれは身体的に衛生であるという時に使います。He has good hygine.(彼は衛生的だ)

“Clean, accessible water for all is an essential part of the world we want to live in.”

Clean water and sanitation=安全な水とトイレを世界に
万人にとって清潔ですぐに飲める(利用できる水)は住みたいと思う世界の要です。

17の目標のうち1〜6を見てみました。英語の場合簡潔に表現されるものが多いように感じます。貧困やジェンダー論については発展途上国だけの問題ではないですね。次回は7〜12を見ていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました